アトミック・シンキング: 書いて考える、ノートと思考の整理術(Kindle版)
五藤隆介 著・2022/08/11発行
読了:2024/04/23(kindle)
要約
アトミック・シンキングとは、ひとつのノート(メモ)をこれ以上分解できないところ(アトミック=原子)まで細分化させ、トピックノートにまとめたりリンクで繋ぎ合わせることで第二の脳とするノート術のこと。情報カードやツェッテルカステンのデジタル版。ひとつのノートに対してひとつのタイトルしか思いつかない状態まで細分化された「ひとつのことを書いたアトミック・ノート」を作り、ノート同士を繋ぎ合わせることで活用できるようにする。思考を書き貯めることが目的なので最初から完璧であることを求めないし、常に手を入れ続けることでひとつひとつのノートの完成度を上げていく。書くことそのものがすべての土台になるため、まずは書いて考えるための三つの練習の話(フリーライティング・日記・読書メモ)。
感想
読み始めた理由は忘れてしまったけど、最近ようやく「毎日書く習慣」がついたところなので、書き溜めたものを更に深めて活用するためのノート術としてちょうど良いかもしれないと思ってScrapboxで実践。書いて考えるための三つの練習のうちフリーライティングと日記は手書きのノートにそれぞれ書いているから読書メモから試してみる。
あと、本に限らず何かを楽しんだ時に、できるだけ自分の言葉で感想を書き残してあとから思い出せるようにしたい(他者の感想に同意するだけで済ませるのではなく)と思っていたところなのでその練習になりそう。
書き続けること、書いた思考を蓄積させること、面倒くさがらずに自分の言葉で書くことに意味がある。ここに力を入れる。最初に書きだすノートの完成度は低めでもとにかく書いてみて、あとからどんどん手を入れて完成度を上げていくという考え方は、自分が書いた文章を読み返すたびに手を入れたくなる自分の性格にも合っていると思う。外山滋比古著『思考の整理学』でも同様のことが書かれていたのをメモしてあったので、たぶんその時にもそれが良いと思ったのだろうな……っていうのを以前書いた読書メモをScrapboxに移している時に思い出せたので、さっそく効果が出ている。やったね。