オタクの備忘録

手帳会議 2024年度

一度やってみたかったんだ手帳会議。

というわけでこの1ヶ月半あれこれ試してみた記録と改造ロルバーンの話。

ここに至るまでの経緯

そもそもの発端 → 2024.03.18 手帳・ノート熱が急にぶり返した。

1)当初の目的:手持ちのノートを使い切る

スタート時点で手元にあった3冊のノート。何年も使ってないノートは引っ越しの際だいぶ処分したり譲ったりしたけど、まだ大量のメモ帳と共に残っていたので更に整理して、とりあえず3冊に絞った。

・A5リングノート Suicaペンギン
・カキモリ B6リングノート 東京駅100周年記念限定
・ロルバーン Lサイズ IGRと星座(新品)

リングノートとカキモリのノートは使いかけで、FC特典でもらったロルバーンは新品袋入り。もったいないからといってそのまま取っておくのもなぁと思って、まずはこの3冊をどうにかしようと始めたのが今年の3月のこと。リングを開閉式のものに交換してルーズリーフのように差し替えできるノートにするために、オープンリングノート(ツイストノート)や無印良品のリフィルノートを買い足したりしたけど基本的にはこの3冊がメイン。

1か月半かけてあれこれ試してみた結果、こういう感じに落ち着いた。

・リングノート:何でもノート → 使い切った!
・カキモリノート:マステ見本帳
・ロルバーン:日誌

リングノートは元々の本文用紙がなくなったあともツイストノートについてたリフィルを足しながら使い続けて、ロルバーンダイアリーを購入したタイミングで交代。オープンリングから元のツインリングに戻して保管用にしたらふかふかのノートになった。

ふかふかのノート、すごくいい。

2)追加の目的:ライフログを残す

手持ちのノートを使い切ろうと考えているうちに、ライフログを残したいな、という気持ちが強まった。普段から各SNSで書き散らかしてるけど文字どおり散らかしていたので、どうせノートを使うのだからとなんとなくA5のリングノートに日付を書いて箇条書きでログを残し始めた。そこから「日誌」として独立させて、途中でロルバーンに移行、そのまま今日に至るまでほぼ毎日続いてる。書かなかったのは4月の旅行中だけで、この時ははめずらしく行程表をNotionで作っていたので印刷して貼り付けておいた。

日誌は「その日あったこと」を書き残すためのものと割り切って、感情や感想を書かないのが個人的に続いている理由だと思う。感情や感想は何でもノートにざくざくと書き込むジャーナリングの方でやってるので、日誌はあくまでも出来事のログ。でも時々ひとこと感想を書くこともあるし、その辺りを厳密には決めてなくて、ゆるゆると自由にやってる。とにかく毎日、何かしらその日のことを書いて「何もなかった日」がなかったことの証拠にしている。

本当に全部忘れるので、出かける予定が無かった日に何をしていたのか2日くらいで思い出せなくなる。なんならその日の夜に日誌を書こうとして思い出せなくて苦労することすらある。あとから思い出すための鍵としての日誌。

3)増殖したノートの整理

手持ちの3冊を使い切ろうとしていたのに、気が付いたら倍以上に増殖していた。どうして。でも最初に色々試してみるために増やしてあとで収縮させてまとめるのはいつものパターンなので、使い切ったり用途を決めたり保存用にしたりと徐々に整理した結果、4冊に収まった。

1.ロルバーンダイアリー:スケジュール帳+何でもノート
2.ロルバーン:日誌
3.カキモリB6リングノート:マスキングテープ見本帳
4.無印良品A5リングノート(無地):トラベルノート

増えてるんだよなぁ。とはいえ常時使うのは1と2だけで他はコレクション用ノートだから大丈夫です。何が大丈夫だというのか。あと3以外はすべて差し替え式に改造済み。

最初はA5のリングノートをメインにしようと思ってツイストリングとか買い足していたのに、いざ新しくリングノートを買おうと思ったら好みの表紙が見つからなかったり、サイズや穴の数が違って互換性がなかったりしてあっさりと暗礁に乗り上げた。そして文具売り場にも「リングノート」の検索結果画面にもたくさんの可愛いロルバーン。

ロルバーンは最初使いづらいと思っていて、でも表紙が可愛いし中身も書きやすいしコラボ品も多いから使いたい! ってことで自分が使いづらいと感じる理由=裏表紙のゴムバンドを止める金具が書いている時に手に当たるのが気になる、という点をどうにかすればよいのではと考えた。

差替え式のノートにするためにリングを取り替える
→ついでに裏表紙も取り替えちゃえばいいのでは???

魔改造ロルバーンの誕生である。

私だってわかってはいるんだ、あのゴムバンドがロルバーンのアイコン的存在であることくらいは……改造した結果かわいさが半減していることも……それでも私は自分の快適さを求めたい。というかそこを重視しないとすぐに書かなくなる。書いている時にリングに手が当たるのを嫌ってリングノートの片面だけを使っている人間だぞ。

 

2024年度の手帳・ノート

やっと本題。新年も新年度も過ぎてるけどいいんですよ思い立った時が始め時なんだから、の精神。変なところでこだわりを発動させようとして「キリのいい日を逃したからまた今度~」をやってるといつまでも始めないからあえて無視する。つよいきもち。

1.ロルバーンダイアリー:スケジュール帳+何でもノート

職場でも家でも外でも使うメインのノート。システム手帳的使い方。

何でもノートは「新たに書き始める時どのノートに書くのかを悩まないため」に1冊にまとめて、常に新規ページを開けるようにして、日常メモも片付け計画もブログの下書きも創作プロットも、ジャンルに関係なく何でも書く。書く場所に悩んでいるうちに書こうと思ったことを忘れるからね。結果的にバレットジャーナルや大昔に読んだ『情報は1冊のノートにまとめなさい』に近づいているというか、基本の考え方を参考にしているからそうなる。

スケジュール管理用の手帳はもともと毎年同じシリーズを買って使ってて、メモページが少ないから手帳とは別にノートも持ち歩いていた。ページを増減できる手帳とノートを一緒にした方が荷物が減ることに気が付いたので、散々悩んだ末に思い切ってロルバーンダイアリーを購入。そして改造。

・リングをルーズリング 10㎜ に取り替え
・裏表紙を無印のリフィルノート表紙(ベージュ)を切ったものと差替え
・表紙カバーとしてリフィルノート表紙(クリア)を切ったものを取付け
・軽量化のために本文リフィルを半分くらい取り外す
・クリアポケットの中に入れたものが書く時に干渉しないように取り外して、1枚だけ表紙の次に挿入

とりあえずロルバーンの可愛い表紙と使いやすい中身があればいい、ということがよくわかる魔改造っぷり。最終的に元のカタチに戻すので、パーツは全部丁寧に取ってあるよ。

2.ロルバーン:日誌

毎日1ページ、寝る前に書くのでデスクに据え置き。日誌は先に書いたとおり「今日あったこと」を思い出すためのログ。ときどきシールやマステでデコったりする。

すっかり愛用品になったリングリムーバーで解体したところ。こちらも1.のロルダイアリーと同じくリングと裏表紙を別のものに取り替えているけど、リングはルーズリングじゃなくて、無印リフィルノートをA5からロルバーンサイズに改造したもの(上下の爪を一個ずつペンチで切り取った)を使ってる。ページ数が増えたら残ってるルーズリングに替えるかもしれない。表紙カバーは公式プロテクター。下敷きとブックマークも使ってたけどダイアリーに譲ってしまったので2個目が欲しい。

3.カキモリB6リングノート:マスキングテープ見本帳

東京駅100周年記念の時に買った限定版。表紙とベルトがちょっと劣化しているので時々使うノートにしよう、ということで手持ちのマステを貼って見本帳にした。

最近のページ。眺めてるだけでも楽しいし、マステを使い切っても見本帳があるから大丈夫!という感じに、消耗品使用時の心理的負担を軽減させる目的もある。

4.無印良品A5リングノート(無地):トラベルノート

おでかけ先で押したスタンプとか、入館チケットとかをぺたぺた貼るノート。最初は何でもノートに貼ってたけど、何でもノートのサイズが小さくなった(A5→ほぼB6)ので独立。スタンプだけならB6でもいいんだけど、チケット貼るにはA5以上の方が良いんだよねぇ。

貼り付けだけで基本的に文字を書かないので無地リフィル(何でもノートに貼ってた頃のものには罫線がある)順番にページを作ってるわけじゃないので、あとから時系列に並べられるようにリングをカスタマイズツイストノートのリングに取り換えて差し替え式に。改造としては一番シンプル。

おまけ.ロルバーンもどき

ロルバーンダイアリー軽量化の為に外したリフィル + 無印リフィルノートのリング・改造済 + 無印リフィルノート(クリア)裏表紙・改造済 + クリアポケットへセリアのデザインペーパーを入れた簡易表紙=ロルバーンもどき。ゾンビロルバーン。

基本的には本体から外したリフィルのストック入れだけど、何でもノートとしても使っているロルバーンダイアリーをうっかり会社に忘れてしまった時用の予備としても用意してある。

 

買ったものと参考記事

リヒトラブ・リングリムーバー。今年買って一番良かったものと言っても過言ではないほど使ってる。

ロルバーン関係(JIS規格)

Rollbahn。ドイツ語で滑走路。DELFONICSは日本の会社なんだよねぇ。

ロルバーン・ブックマーク。直営店で悩みながらレッサーパンダ柄を買ったけど、結局1個では足りなかったのでセットを買えばよかった。

ロルバーン・修正テープ、プロテクター、下敷きのセット。プロテクター買う時にセットのものを購入したのだけど、専用修正テープ、あれば使うので買って良かった。

カール事務機・ルーズリング。サイズ感を知りたかったのと開閉補助具があった方が便利だろうなぁと思ってセットを購入。

無印良品・リフィルノート。表紙は3色、リングの色は2色で展開。開閉の仕組みはリヒトラブのツイストリングと同じで規格と素材が違う。

これとルーズリーフをフルセット揃えてると便利に使えそうなので、結構悩んだし気が向いたらロルバーンダイアリーから乗り換えるかもしれない。

リングノート関係(国際標準規格・1/3ピッチ)

リヒトラブ・ツイストノート(オープンリングノート)。リングのみのものとリフィル付きノートと両方買った。リングのみはAmazonにまだなかったのでヨドバシで買ったよ(今年3月の新作

参考記事

JIS規格と国際標準規格の違いの話。

無印のリフィルノートをロルバーンサイズに改造する方法。

 

あとがき

最初はしずかなインターネットでこの記事を書いていたのだけど、3,000字を越えたあたりで全然しずかじゃない〜になってブログに持って来た。先日のイベント用に用意した小話の2倍以上ある。さすがに目次が欲しい。

いわゆる手帳会議って「それまで使った手帳・ノートの振り返り」を踏まえた上で「これから使う手帳・ノートの計画立て」をするものだから、そもそもノートを書く習慣がある程度続かないと成立しないわけで。もちろん新しい手帳を買ったから計画を立てるぞ! でもいいのだろうけど私の場合は計画倒れしやすい。

バレットジャーナルも実際に試してみて、なるほどね! ってなった上で基本の考え方と要素だけダイアリーに組み込んでるから、その話もそのうち書けたらいいな。紹介するためというよりなんでそうしたのか自分が忘れるから、書き連ねたノートの振り返りを兼ねてこういう公開用文章を書いている。